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ABOUT US
沖縄オープンラボラトリ(以下、OOL)は、SDNやオープンソースソフトウェアによるクラウド技術などの次世代ICT基盤の実用化や普及を目的とした研究機関として2013年5月に発足しました。国内外の多くの企業―サービスプロバイダー、メーカー・ベンダー、学術機関、コミュニティなどの会員と共に、研究開発と人材育成・国際会議開催を行なっています。
研究開発では、独自で構築したテスト環境をテストベッド(TestBed)として整備し、SDN・クラウド技術を融合した各種プロジェクトを実施するとともに、会員向けのサービス提供を行っています。そのほか、最近では5G・ビッグデータ・IoT・AIなどの新しい技術分野とOOLのテストベッド環境の融合と多彩なユースケースへ反映させる活動、SDNからSDxへ取り組みの幅を広げるとともに、各種のデータの活用につなげるデータベッド(DataBed)の構築・運用にチャレンジしています。
人材育成では、最先端のICT技術を担う人材の育成や確保、コミュニティで活躍できる国際的かつ高度な人材の育成を行っており、そのメインとなるのがスペシャリスト育成プログラムです。SDN/クラウド技術を使いこなす実践的能力を持ち、産業界で活躍できる人材を育成することを目的としたプログラムで、人材育成活動の中で最も力を入れた取り組みとして2015年にスタートしました。これまでに沖縄県内外の学生71名、若手エンジニア10名が本プログラムを達成してきました。
本プログラムも今年度はOOLの研究開発同様、方向性を最新化し、テーマについてはOOLで研究開発を行なっている一部、もしくは研究開発に関連する技術(SDN/クラウド、5G・ビッグデータ・IoT・AI)のテーマ設定にする予定です。そのテーマを進めるにあたり、産業界で活躍しているエンジニア、ICTに関連する学術機関の研究者などの最先端の動向に詳しいメンターからの指導を受けながら取り組むことができます。
約6ヶ月に渡る期間中は苦労も多いかもしれません。しかし、最先端の機材や設備の利用、リアルなデータ・ユースケース、次世代ICT基盤技術を用いた実践的な開発の経験などを得ることができます。また、技術面での取り組みだけでなく、普段なかなか接することのないメンターやプログラム参加者との交流、仲間と共通のゴールに向かって取り組むことにより、チームワークやプロジェクトマネジメント等を実践的に行う場となっています。
参加者自身が高い自主性と行動力を持って取り組むことで、この体験を自らの糧とし、産業界で活躍できる人材になることを目指しています。
OUR PROGRAM
学生・若手エンジニアを主な対象として、SDN/クラウドなどのインフラ技術や、5G、IoT、ビッグデータなどの最新ICT技術に関わる研究開発活動を約6ヶ月に渡って体験してもらう人材育成プログラムです。
参加者はチーム(1チーム2~3名)を構成し、各チームが課題解決に向けた研究テーマを設定し、プログラム期間中、産業界で先端的に活躍しているエンジニアやICT に関連する学術機関の研究者など、最先端の動向に詳しいメンター(指導者・助言者)の指導を継続的に受けながら、最終的な成果(ソフトウェア、ツール、システムなど)を出す活動を行います。
研究で使用するICT技術の習得に加えて、チームで長期間マイルストーンの達成に向けた活動を実施することでチームワークやプロジェクトマネジメント、プレゼンテーション力といった産業界で必要となるスキルの習得も図ります。

2019 SCHEDULE
2019年度の主な日程です。スケジュールは変更する可能性があります。
スペシャリスト育成プログラム2019
年間サポーター